院長コラム
Column
みなさんこんにちは。
かんやまクリニック院長の完山です。
私は10年ほど横浜にあります松島病院大腸肛門病センター(日本で一番内視鏡検査の症例数が多い施設)で内視鏡検査と肛門診療にたずさわってきました。 それこそもういやというほど毎日毎日内視鏡づけの日々です。来られる患者さんも検査をしてほしいという患者さんばかりで、本当よくもまあこんなに内視鏡希望の患者さんが来るもんだと思っていました。何せ1日100件の内視鏡検査をするのですから、そりゃあ多いですよね。患者さんたちは内視鏡検査は苦しくないので、定期的に検査を受けたいのだとおっしゃって来院されますので内視鏡に対するイメージはすこぶる良好です。
ところが、いざ開院し、患者さんに 内視鏡検査をすすめると
“え~苦しいんですよね~”
“前に受けたけどつらかったから、もうしたくないです~”
“怖いからイヤです~”
と言われる患者さんが意外に多く、"あれっ"、全然反応が違う。
でも検査を受けてもらわねばと
“いやいや○○さん、検査をしないとですね、癌の早期発見はできないんですよ。 検査もそんなにつらくないと思いますから、ちょっとやってみましょうよ~”
と口説きにかかります。(もともと口説くのは苦手)
“え~本当につらくないんでしょうね”
こりゃ検査に対するイメージが悪すぎる。
これを払しょくするには、とにかく楽に検査を受けてもらうしかないって事で、ここ何年で一番集中してていねいな検査をしてますので(今までもていねいです)、疲れ倍増です。
でも
“えー検査終わったんですか?”
“全然わかりませんでした。”
“すごく楽だったです。”
“これだったら何回検査受けてもいいわ~。”
という言葉を患者さんから聞くと疲れやストレスもふきとびます。 (僕にとっては究極の癒しの言葉です。)
これからももっと多くの患者さんに内視鏡検査は楽なんだと思ってもらえるよう、頑張っていきますのでどうぞよろしくお願い致します。
次回:胃内視鏡(胃カメラ)についてお話したいと思います。