院長コラム 大阪府門真市の胃腸科・内視鏡内科・肛門外科 医療法人秀裕会『かんやまクリニック』

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2月1日(月曜) 「経口内視鏡」と「経鼻内視鏡」

みなさんこんにちは。
かんやまクリニック院長の完山です。

「経口内視鏡」と「経鼻内視鏡」

当院は、「経鼻内視鏡」ではなく、今まで通り「経口内視鏡」で検査を行っています。
最近は経鼻内視鏡を導入しているクリニックが多いと思います。
導入しているほとんどのクリニックが、経口内視鏡と比較してすごく楽に受けられるとうたっています。
経鼻内視鏡は鼻から極細のカメラを挿入しますので、舌根にファイバーがあたらないため、嘔吐反射が起こりにくく、今までおえっとなってカメラを飲むのがつらかった方は、とても楽だと思います。

しかしながら、当院では経鼻内視鏡は導入しておりません。
今まで通り経口内視鏡です。

どうして経鼻内視鏡を導入しないのですかと開業支援の方にいわれた事があります。
内視鏡専門でやるんだったら、経鼻内視鏡は絶対必要ですよとすすめられました。
では、なぜ導入していないかというと・・・ 経口内視鏡でも楽に検査を受けていただくことができるからです。
当院では鎮痛鎮静剤を使用しますので、ほとんどの方が眠っている間に検査が終わります。
“眠っている間に検査が終わる”
これ以上楽なことはありません。
経鼻内視鏡は鼻麻酔をしますが、鼻を通過する違和感は多少あるでしょう。
鼻腔が狭い人はカメラが通らない事もありますし、鼻出血をおこす事もあります。
また組織検査や内視鏡治療は制限を受けますし、画質も経口内視鏡より劣ります。
ですから、
“経口内視鏡で寝てる間に検査が終わる”
それが一番です。

ただ鎮痛鎮静剤を使用しないとつらいですから、使用しない場合は経鼻内視鏡がよいでしょう。
(鎮痛鎮静剤が効きづらい人も経鼻内視鏡がいいでしょう。)
私も毎年、鎮痛鎮静剤を使用した経口内視鏡で検査を受けていますが、やっぱり一番楽です。
次回:大腸内視鏡検査についてお話したいと思います。

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