院長コラム 大阪府門真市の胃腸科・内視鏡内科・肛門外科 医療法人秀裕会『かんやまクリニック』

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3月3日(水曜) 精密検査の必要性

みなさんこんにちは。
かんやまクリニック院長の完山です。

精密検査の必要性

日本は世界一の長寿国でありますが、癌で亡くなる人の割合も年々増加しています。
特に私が専門にしている、胃癌、大腸癌はその中でも頻度が高く、大腸癌は女性の癌死亡率第1位です。その最大の原因は発見が遅れたからです。医療の進歩で癌も早期発見すれば治る時代ですが、早期発見するためには精密検査をしないと見つかりません。

よく、
私は今まで病院に行ったことがない(=病気をしたことがない)
便通もよいし、お腹も痛くない、もちろん出血もしない
毎日野菜をたくさん食べている、肉はあまり食べない
血液検査はまったくの正常だ
便の検査をしていて異常なしといわれている
10年前に大腸検査をして異常がなかった
出血が時々あるが、痔持ちなので
胃や腸には自信がある!?
という理由で私は大丈夫と考えられている方を見受けます。
でも本当に大丈夫ですか?
癌の早期は何も症状がでません。血液も便検査も異常がでないことも多々あります。ましてや肉を食べないから大丈夫ということはとてもいえません。
私は35歳の時から毎年胃と大腸の検査を受けています。(時々CTも)
最初に検査を受けた理由は、検査を施行する者は受ける側の気持ちが解らないといけないという前勤務先の院長の命令からでした。もちろん何の症状もありませんし、健康診断も正常です。
今でも初めて検査を受けた時の事は鮮明に覚えています。検査台の上ではちょっと(かなり)こわくて心拍数が100を超えてました。患者さんもこんな心境なんだなと思ってるうちに深い眠りにつき、“おいっ終わったぞ”の声でようやく目覚めました。“え~もう検査おわったんですか~”と患者さんと全く同じセリフをはきながら、無事終わってよかったと思っていたら、“ポリープあったから取っといたぞ”との声。えっポリープ?またまた先生冗談はやめてくださいよ~(いつも冗談ばかり言っているので)と思っていたら看護師さんから“先生命拾いしたね~”と言われ、切除したポリープをみせられました。(8mmぐらいのきれいな?ポリープ)5年、10年検査を受けずにいたらどうなっていたかと思うと、ぞっとして、本当命拾いしたなと思いました。
みなさんも35歳になったら是非検査を受けましょうね。

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