院長コラム
Column
みなさんこんにちは。
かんやまクリニック院長の完山です。
今回は当クリニックのもう一つの診療の柱であります、肛門疾患についてお話したいと思います。
肛門疾患といってもいろいろありますが、最初に思い浮かぶのはいぼ痔(痔核)ですよね。
そしてみなさんのいぼ痔のイメージというと“痛い”ではありませんか?
確かに痛いいぼ痔(外痔核)もあるのですが、実は痛くないいぼ痔(内痔核)も多いのです。
ですから、みなさん気がついておられないだけで、実は痔もちという方も結構いらっしゃるのです。
いぼ痔の治療といえば、まず座薬です。
ほとんどの方(7割ぐらい)がこれで症状改善しますので、いぼ痔が治ったと思われる方が多いのですが、実はこれ、どんどんいぼ痔が小さくなって消えてなくなっている訳ではないのです。
座薬でいぼ痔のむくみが少しとれ、症状が一時的になくなっているだけなのです。
ですから、肛門に負担がかかるとまた症状がでます。
なので、普段からいかに肛門に負担をかけないようにするかが、今後手術を受けないですむかどうかの分かれ目となるのです。
肛門に負担をかけないようにするには?それは受診された時にお話ししますね。