院長コラム 大阪府門真市の胃腸科・内視鏡内科・肛門外科 医療法人秀裕会『かんやまクリニック』

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4月19日(月曜) ピロリ菌の除菌方法を教えて!

みなさんこんにちは。
かんやまクリニック院長の完山です。

ピロリ菌の除菌方法

今回はヘリコバクターピロリ菌の話です。最近テレビや雑誌などでよく特集をしていますので、患者さんもよく御存じで、除菌をして欲しいという方も多いです。
ピロリ菌は胃の中で生息し、胃の粘膜に悪さをして、胃炎を起こしたり、胃潰瘍をつくったり、ひいては胃癌との関連も高いといわれています。
口から侵入し、何と40歳以上の成人では70%近くの方が陽性です。
ピロリ菌を退治するには、2種類の抗生物質を胃薬と一緒に7日間服用します。
これで7割ぐらいの方は除菌に成功しますが、最近除菌不成功例が増えてきています。

これは安易に抗生物質を服用している方(例えばかぜなどですぐに抗生物質を服用する人)には耐性菌が存在している事が原因と思われます。
1次除菌に失敗しても抗生剤の種類を変えて、もう一度薬を服用すれば、90%の方は除菌に成功します。最近ではヨーグルトの中にピロリ菌に効果があるといわれているものもあるようです。
ピロリ菌を調べる方法は

  • 内視鏡検査
  • 尿素、呼気試験
  • 便検査
  • 血液検査
があります。内視鏡検査は最初にしておかなければいけませんが、その後は尿素、呼気試験が一番鋭敏で信頼性が高く、推奨されています。
ピロリ菌の除菌には、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの限られた病気がないと、保険適応になりませんので、当院でも、 内視鏡検査で病変の確認を行い、適応の方には除菌治療を行い、約1カ月半後に尿素呼気試験で除菌の効果判定を行っています。
ピロリ菌が気になる方は是非ご相談ください。

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